子は初めから子として生まれるわけでなく、
声を見つけることで初めて子となる。

昔、子らは集まり、声の隣にあることで、
どこへでも行き、何でもすることができた。

陸を泳ぎ、海を走り、動物とまぐわい、
中には霊と踊る者までいた。

けれども、声は気まぐれだ。
子と子の間をゆっくり歩いたかと思えば、
すぐに駆け足になる。

また、声は身を隠すことが得意だ。
気を抜くとすぐに見失う羽目になる。

声を見失うと、次に声との歩き方を忘れ、
次に声がいたことも忘れる。
声がいたことを忘れると、
自分が子であることも、忘れる。

自分が子であることを、覚えておくために。
夜の闇に、声が紛れ込んでしまう前に。

「声に追われ、声を追いかけろ。」



さんちる企画『新しい民話のためのプリビジュアライゼーション』は、石巻市にある日和山、門脇、南浜地区を舞台にしたツアー形式の展覧会です。ツアー後には参加者で宴会を行います。

企画者の「さんちる」とは、複数の作家が共同で展覧会や作品を制作する美術企画団体です。
石巻に住む音楽家・プログラマーの高校生・ヤグチユヅキと、東京で活動する美術家・建築家の秋山佑太との一年前の出会いから始まり、
中央本線画廊運営の小林太陽、cottolinkと、石巻で活動する守雅章が加わり、今回の企画が立ち上がりました。

『新しい民話のためのプリビジュアライゼーション』では、上記の立ち上げメンバーの五人に加え、オカモトカノン、鹿野颯斗、こまんべ、是恒さくら、ハタユキコ、松尾海彦、村井智、ユアサエボシ、弓塲勇作(五十音順)を加えた14名が参加予定です。


石巻市街にあるアートスペース「石巻のキワマリ荘」から、「守長商店」二階スペースを出発点として始まる本ツアーでは、参加者は震災後7年目を迎えた石巻に、か細くも木霊する様々な「声」に出会い、それらと戯れることになります。


ツアー参加者は「新しい民話」という名のもと
「慰霊のためのモニュメント」「未来のための対話」
について考えることになるでしょう。
「新しい民話」はどう作られ、
あるいは見つけられ、
そして語られるのか。


「わたし」と「あなた」は「何を」「どうやって」
覚えておけばいいのか。

再生ボタンが押され、停止ボタンが押されるまでの、
つかの間の時に流れる

「声」

をめぐる体験に、ぜひ足をお運びください。


展覧会概要


タイトル:新しい民話のためのプリビジュアライゼーション
主催:さんちる
会場:石巻複数会場(語り部ツアー形式の展覧会&宴会)
集合場所:石巻のキワマリ荘(宮城県石巻市中央2-4-3)

開催期間:2018年10月6日(土)-2018年10月28日(日) まで
毎週土曜日、日曜日、祝日、※雨天中止

時間:16:00頃〜18:00頃(日により変わります)

[開催日と時間の目安]
10月6日(土) 16:10-18:10
10月7日(日) 16:09-18:09
10月8日(月・祝) 16:08-18:08
10月13日(土) 16:01-18:01
10月14日(日) 15:59-17:59
10月20日(土) 15:51-17:51
10月21日(日) 15:49-17:49
10月27日(土) 15:43-17:43
10月28日(日) 15:42-17:42
(各日の開始時間までにキワマリ荘に集合してください)

観覧料:2,500円(宴会飲食費込み)※高校生以下は無料
各日定員6名(予約制)
アクセス:石巻駅より徒歩10分
※本展は、JR石巻線・仙石線石巻駅から徒歩でご覧いただけますが、ハイキング程度の運動を要します。体力に不安がある方は事前にお知らせ下さい。
また、お車でお越しの際は、専用の駐車場はありませんので、近隣に幾つかあるコインパーキングを御利用ください。全体の鑑賞時間の目安は二時間程度です。

前日までに雨の予報がでた日は開催を中止致します。中止の場合は第二候補日のご案内となります


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問い合わせ:chuohonsen@gmail.com